ニホンスッポン

2021.07.07.水

カメの一種だが甲羅がやわらかい。警戒心が強く、あっという間に砂や泥に潜ってしまう。自然豊かな公園から新宿のような大都会まで、広く生息していることがわかってきた。ただし、自然分布なのか、人が放したのかは不明である。

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2022.06.30.木

桜沢池に密放流されたコイ

狭山丘陵にある都立野山北・六道山公園には桜沢という谷があり、そこには桜沢池という900平方メートルほどの池があります。2006年にNPO birthが公園の指定管理を始めてからこれまで、度重なる密放流に悩まされながらも、都や地域の方々とかいぼりを行い、やっとの思いでブラックバスやブルーギル、コイなどの外来魚を根絶することができました。

捕獲されたブラックバス

ところが、昨年5月、池を調査していたスタッフが池内を泳ぐコイを確認。また、先月末には、それとはまた別個体のコイ(体長50㎝程)が泳いでいるのが確認されました。かいぼり時に本種の根絶を確認しているので、誰かが放流したのでしょう。

放流されたニシキゴイ

コイは体が大きく、大食漢です。たった2匹だけでも、小さな池においては底生動物や水草などに悪影響を与える可能性があります。

かいぼり後の調査では、サラサヤンマやヤブヤンマの幼虫、ハイイロゲンゴロウなど多数の水生昆虫が見られるようになり、池内の生物多様性向上が確認されています。悪意のない放流かもしれませんが、在来種がにぎわう水辺を目指す桜沢池では決して望まれる行為ではありません。

放された魚は今後、捕獲する予定です。

 

※公園では動植物の持ち込み、放流は禁止しています。絶対にやめましょう。

 

#都立野山北・六道山公園 #コイ #ニシキゴイ #外来種駆除 #密放流 #桜沢池

お知らせ

2022.02.08.火

新刊案内 『絶滅危惧種はそこにいる』

このたび、当団体の久保田が本を書きましたのでご紹介します。
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角川新書
絶滅危惧種はそこにいる
-身近な生物保全の最前線-
久保田潤一 著
発売日:2/10(木)
価 格:1,034円(税込)
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本の内容の半分は池(かいぼり他)、もう半分は陸(森、草地など)の話です。遠い外国の話題や、一生出会えないような珍しい生物ではなく、まだ自分たちのまわりで見ることができる身近な絶滅危惧種の保全や外来種の防除の話です。
生き物が好きな方、将来環境保全の仕事に就きたい方、SDGsに取り組みたい企業の方など、参考になると思います。お手にとっていただけたらたいへんありがたいです。
発売日は2/10(木)で、すでにamazonなどで予約が始まっています。

また、角川の公式サイトで試し読みができます。

 

KADOKAWA 絶滅危惧種はそこにいる

#絶滅危惧種 #環境保全 #外来種 #SDGs #久保田潤一

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2021.10.04.月

ウェブサイトを全面リニューアルしました!

↑旧サイト 「かいぼりウェブ」のトップ画面

 
 
正しく楽しいかいぼりを広めるために開設した「かいぼりウェブ」。

このたび全面リニューアルを行い「かいぼり本舗」として再スタートしました!

 

かいぼりの事例やため池の生き物紹介など、これから充実させていく予定です。

また、このブログではかいぼりや池の水の最新情報を発信していきます。

ぜひご活用ください!【久保田】