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かいぼりとは何か


かいぼりとは、日本の伝統的な溜め池の管理方法のことです。稲作を終えた秋季から冬季にかけて、池の水を抜いて様々な作業を行います。農業で使う大切な水を維持することが、一番の目的です。
しかし最近、都市部、公園、神社、お寺などの池では、かいぼりを実施する目的が変わってきています。生態系や景観の回復のための切り札として行われるようになってきたのです。

伝統的なかいぼりの目的

・池の破損箇所の点検
・貯水容量の回復(泥さらい)
・さらった泥の農地での利用
・魚を採って食べる       など

最近のかいぼりの目的(主に都市部、公園、寺社など)

・外来種を駆除したい
・池の水をきれいにしたい
・水草を復活させたい

かいぼりの効果

外来生物を減らす効果があります

 特に、エラ呼吸しかできない魚類には効果的です。一方で、ウシガエルやアメリカザリガニなどは、根絶することは難しいです。生息している生きものに合わせて、やり方を検討しましょう。

水がきれいになります

 水が汚いのは、水中に栄養分が多すぎるから。そしてその栄養分を餌にして植物プランクトンが大量に発生するからです。かいぼり後に池干し(1~2ヶ月程度水を抜きっぱなしにして底泥を乾かすこと)を行えば、水中や池底にたまった栄養分が減るため、水がきれいになります。

水草の復活が期待できます

池の底泥の中には、たくさんの植物の種子が眠っています。コンクリートで固めたりしていなければ、古い時代の希少種の種子もあるかもしれません。かいぼりで底泥をかきまわすことで、眠っていた種子が目を覚ます可能性があります。水草が増えると、様々な生きものが池に戻ってきます。

地域の自然を大切にする 人の環 がひろがります

  かいぼりは一人ではできません。やろうとすれば、自然と興味ある人々のつながりができていきます。そして、かいぼりは楽しいイベントです。多くの人が興味を持ってくれます。かいぼりが、地元の自然を見直し、取り戻すきっかけになるかもしれません。

 

かいぼり 作業フロー

  1. 準備   ←重要!

  2. 水抜き

  3. 生物捕獲・運搬・仕分け、同定、計測

  4. ゴミ拾い

  5. 泥の除去・池干し

  6. 水戻し

  7. 在来生物の放流

かいぼりは「段取り9割」と言われます。役所での手続き、周辺にお住まいの方々への周知、道具の確保、安全管理などなど、忘れてはいけない事前準備がたくさんあります。
それらが終わってようやく、楽しいかいぼり作業です。


お問合せ

NPO birthでは、楽しく、正しいかいぼりの実施をお手伝いいたします。

かいぼり・池の水抜きでお困りの際には、ぜひご連絡ください。